苦しさ。


前回、前々回の更新でぼくは怖いと言って嫌になると綴った。

少し続きを書こうと思う。

ぼくにはこれといった特技は無い。

言ってしまえば全て諦めて生きてきたから。
諦めないということができない。

それは彼氏のことも、好きな車のことも、すばるの事でさえもそうだ。

自分から離れていくのなら仕方ない。
無理なものは無理。

よく分かっているつもりだ。

人や物に
諦めたくない、
行かないで、
離れないで、
捨てないで、
一緒に居て、

等と自分の意見を押し付けることは出来なかった。

唯一人生の中で一度も手放したことがないものと言えば
生まれた時からずっと使っていて今も抱いて眠ったり、お腹にかけたりして使っているもうボロボロのスヌーピーのバスタオルくらいだろうか。

ぼくが生まれた日に生まれなきゃ良かったのにと言った張本人からはじめて物を貰った時ものだ。

それからどんな時もこのバスタオルだけは手放していない。

洗濯はするけれど基本的にはずっと夜は一緒に過ごしてきた。

ぼくにとっては思い入れの強いものだ。

どんなに辛い時も悲しい時も涙を拭うのはいつもこのバスタオルだったから。

たかだかこんなものと思われるかもしれないけれどぼくにとってはとても大事なものだ。

、、とまぁその程度なんだ。
ぼくが手放したことが無いものは。

何度親の手を振り払ったか分からないし
どれだけ周りに迷惑をかけ、
ぼくは孤独を感じて来ただろう、

今日のお題は苦しさだった。

冒頭にもあるように、
ぼくにはなにも人より秀でていたりするものは無い。

好きになっても諦める癖がついている。

その結果が正に昨日から未だに彼氏を突き放したままだ。

自分でも分かっている。
彼にどれだけ酷くあたっているだろうか。
どれだけ悲しませて、苦しめただろうか。

今日わざわざ千葉から長野へ来てくれたというのに。


自分でも分かっている。

ぼくは結局人を信じきれていない。
婚約した今でさえ、彼氏を信じられていない。

ぼくにとって大事であればある程、
大好きであればある程。

その結果が無意識のうちに人を傷つけてそれでも離れていかないのかを試してしまっている。

そうして居ないといつか本当に捨てられた時に自分を守る為に弁解するものが無くなってしまうから。

分かっている。
卑怯なんだ。
最低な人間。

全て怖くて仕方ない。

その中で威勢を張っていないと自分が本当に負けてしまう。
自我が保てなくなる。

何も自信なんて無いんだ。
普通の人にはなれない。
劣等感やひとりだと言う強迫観念が芯まで染み付いている。

全て分かっていてそれでも尚、ぼくはこの状況で。
全て苦しくて
本当に生きていく事が怖い。辛い。



彼氏にもこれで別れたいと思われても仕方ないと思っている。


全てごめんなさい。
ぼくは歪で人にはなれない。


ぼくの日

水槽の中に居る。

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